小児歯科

歯科治療の後にご褒美を与えすぎるのは控えたほうが良いかもしれません。ご褒美がないと歯科医院に行かなくなることがあるからです。歯科治療に行くのはお子さんのためだと伝え続けることのほうが大切です。

もしかしたから、予定通りに歯科治療が進まないこともあるかもしれません。そんなときは、少しだけでも治療ができたとポジティブに捉えて、たくさん褒めてあげてください。

大人でも正しく歯を磨けている人は少数派です。そのためお子さんの場合、磨き残しの量が多いのは間違いありません。できれば10歳までは、親御さんが仕上げ磨きをするようにしましょう。

食事をしたあとはお口の中が酸性状態となり、歯が溶けやすくなります。それが唾液の作用によって元の健康な歯質にもどるのです。しかし、食事をダラダラ食べていたり、間食の数が多かったりすると、酸の出続ける環境が続いてしまいます。

当院ではベテランの歯科衛生士がわかりやすく歯磨き指導を行っております。むし歯が多発する箇所（歯と歯の間、歯と歯茎の間、奥歯の溝など）を正しくブラッシングできるようにアドバイスいたします。その際に心がけているのは決して怒らず、歯磨きを好きになるようにレクチャーすることです。ぜひ安心してお越しください。

フッ素は歯を強くしたり、細菌の繁殖を抑えたりする効果があります。そのため、生えて間もない頃の歯に塗布することは有効です。当院では3ヵ月ごとのフッ素塗布を推奨しております。ご自宅でもフッ素が最大限含まれた歯磨き粉を利用するようにしましょう。

生えたばかりの奥歯は乳歯・永久歯問わず溝の部分が複雑な構造をしています。そのため、食べかすが溜まりやすく、歯ブラシもなかなか当たりません。実際にむし歯リスクも非常に高い箇所です。そこであらかじめ溝の部分にレジン（プラスチック）を充填するのが効果的です。このようなシーラントと呼ばれる処置でむし歯になりにくい環境を作り上げていきます。